@タンパク質 |
タンパク質は体のあらゆる細胞を構成している要素です。
タンパク質が体をつくるおおもとになっていると考えましょう。
その他には脂肪が不足した際の代替エネルギーとしても知られています。
多くのアミノ酸が結びついたものです。エネルギー源であるばかりか
体を構成するためのとても重要な栄養素の一つです。
犬の体内で代謝や消化に不可欠な酵素や免疫反応で重要な抗体も
タンパク質で構成されております。フードから得たタンパク質は酵素によって
アミノ酸に分解されて吸収されるのです。食物から得たアミノ酸と
体が合成したアミノ酸からあらたなタンパク質が作られます。
アミノ酸がタンパク質を作ると覚えましょう。
アミノ酸には自然のアミノ酸が数百種類類以上のものがあります。
アミノ酸の構成のしかたはDNAによってしるされましてその
並ぶ順番によって体のどこの素材となるかきまるのです。
たとえば髪の毛になったり、筋肉になったりします。
犬の体が直接自分で合成することができないアミノ酸を必須アミノ酸といい、
これらは食物から摂取する必要があります。 |
A脂肪 |
脂質は主に犬が活動するのに不可欠なエネルギーとして必要な
成分です。細胞膜の成分、ホルモンの材料でもあります。
また脂質は体内に蓄えておくことができますので子犬のような
体力のないうちは脂肪が沢山あったほうが安心して育てることができるのです。
逆に大人になって脂質を接種しすぎると肥満になり椎間板ヘルニア
など健康的な生活に支障をきたすのです。
脂肪のなかで食べ物に含まれるものを中性脂肪といいます。
この中性脂肪は生き物が生命を営む上で多すぎても少なすぎても健康的な
生活をおくれないことになります。
脂質は水に溶けない物質の総称で3つの脂肪酸にグリセリンが結合して
中性脂肪ができます。
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B炭水化物(糖質)
(もっとも重要な栄養素です。) |
炭水化物は糖質ともよばれます。
糖質は生き物が生きていくなかで最も重要なエネルギー要素です。
消化により血中にブドウ糖としてまず流れます。
その他余分なものは肝臓に貯えれて不足時に補われます。
この糖質は実はパピヨンの子犬にはとても重要な栄養素で
ブリーダーさんも子犬には必要以上に糖質を与えている方が
いらっしゃいます。子犬は食べる量が少なくなりがちでもっとも
重要な栄養素なのでこれが不足すると低血糖になり
死亡したり、脳が異常をきたして回復してもまともにあるけなくなったり
知能がおかしくなったります。
成犬でも食欲のない子の場合ははちみつや砂糖水、ガムシロップなど
とにかく血糖値をあげるようにこころがけましょう。
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Cビタミン |
水溶性ビタミンはたくさんとりすぎても尿で排出されますがその分
毎日定期的に接種する必要があります。貯蔵できない栄養素です。
ビタミンAやE、Dなどは脂溶性ビタミンと呼ばれますが体外から排出
されないビタミンですのでビタミン剤からの過剰摂取は危険です。 |
Dミネラル |
ミネラルは骨などの組織形成をします。
神経や筋肉をうまく働かせるのにもつかわれます。
また酵素の働きを助ける役割もします。
ミネラルにはカルシウム、リン、ナトリウム、カリウムなどの主要ミネラルと
鉄などの微量ミネラルがあります。
カルシウムが不足すると小型犬の場合は関節がよわくなったり
歯がぼろぼろになったります。
特にブリーダーは子犬をとるさいにはカルシウムが不足しないように
多めに補う必要があります。
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